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寫眞毎日  (しゃしんまいにち)

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2006年 03月 13日

猫の手は、ちょっけ。

東京弁で猫の手のことを「ちょっけ」というそうです・・・。

細野晴臣さんのインタビュー集、「細野晴臣インタビューTHE ENDLESS TALKING」を読んでいたら、
江戸っ子だった細野さんのおばあさんが使っていた言葉として、
「ちょっけ」が紹介されていて。

ところが、ネットで検索してみても、まったくひっかからないんですよね。
ちょっけ。
東京出身の友達に聞いても、まったく知らなかったし・・・。

でも、「猫の手」でなくて、「猫手」で調べると、ありました!

茨城県の筑西市猫島というところに、猫手という地名があるそうで。
これを、「ちょっけ」と読むらしいです。
それにしても、猫島のうえに、
さらに猫手って、すごい猫だらけの地名ですね。

茨城にあるということは、
「ちょっけ」という言葉は、
おそらく、関東でひろく、使われていたのでしょうか・・・。
でも、これは地名として残っているだけですが、
この地方では今も、猫の手を「ちょっけ」と呼んでいるのでしょうか。
もし、呼んでいないとしたら、100年くらいの間に、
こんなにかわいい言葉がなくなってしまうなんて、
もったいない気がします。

そもそも、何か特定の動物の体一部分だけを
表現する言葉って珍しい気もしますし。

ネットで検索してもまったくでてこないので、
おそらく、ただいま現在では、私のブログが
一番、「ちょっけ」という言葉が掲載してあるのではないでしょうか笑。

ちなみに、茨城県の猫手の存在を発見したページでは、
全国の猫のつく地名を紹介していて。
(直接リンクはると申し訳ないので、検索してみてください)

それで、驚いたのが、青森に「猫屋敷」なんていう名前の
土地があるんですよね。
不思議だし、ストーリー性のある地名ですよね。
さらに、他の県も見ていくと、
ナナナナナナント、猫屋敷って地名は全国に四箇所もあるんですよね。
思わず、ビックルは飲み干しませんでしたが笑。

しかも、全部東北に集中していて、岩手県には二箇所もある。
なんでだろ。

きっと、猫屋敷っていう地名の由来は、勝手に想像すると、
こんな感じだろうな。

江戸時代。
あるお侍さんが、雪道で遭難して。もうだめかと、気絶して。
ところが、ふと気づくと、
立派で大きく手入れの行き届いた庄屋さんの家で目覚めて。
助けてくれた村人たちに囲まれていた、と。
それで、村人からは、
「助けた代わりに、村人を襲う大蛇を退治して欲しい」と頼まれて。
それで、ヤットのことで、退治して、庄屋の家に戻ると、
ボロボロの屋敷しかなくて、猫がたくさんすみついていて・・・。

みたいな、由来なような気がします笑。

猫屋敷、実際に訪ねてみようかな。全部。
きっと、まだ全国の猫屋敷を制覇した人は
いないと思うから、いますぐ、4箇所をたずねれば、
世界で初めて、猫屋敷っていう地名がつく場所を
全て訪れた人になれそう笑。
そしたら、名詞に「猫屋敷&ちょっけ評論家」って書けるかな笑。
実際にたずねてみて、藁葺きの廃屋なんてあったら、
やばいっすね笑。

猫屋敷以外にも、猫鼻、猫口、猫足、猫ノ目といった、
地名などもあるとのこと。
こういうのは、それに似たカタチの岩とか木が
あったということでしょうか。


話が、地名にそれてしまいましたが、
「ちょっけ」なんて、
こんなかわいい言葉がなくなるのはもったいないので、
意識的に使って、再び広めようと思います。
ちょっけまんじゅうに、ちょっけキーホルダー、
オリジナルキャラクターのちょっけくんの映画化にゲーム化など、
手広くてがけて、一大コングロマリットを築きます。

皆さんも是非、ちょっけ、使ってみてください。
「こちとら忙しくて、ちょっけでも借りてえくらいだぜ」
なんてセリフが自然とでてくれば、
三代続けて住んでいなくとも、
ほぼ江戸っ子といっても差し支えないのではないでしょうか。



今日は写真も、ちょっけパンチ!

猫の手は、ちょっけ。_d0029600_2242571.jpg


猫の手は、ちょっけ。_d0029600_22422469.jpg



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by x-syasin-x | 2006-03-13 00:00 | 東京の屋外の猫


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